不動産売却方法 仲介or買取 メリット・デメリット比較
2021/10/14
☆仲介売却のメリット・デメリット 向いている方☆
仲介で売却するメリットとしては、価格面です。
我々不動産業者は査定のご依頼をいただきましたら、近隣成約事例、売出事例、室内状況等を基に
成約予想価格として早期成約が見込めそうな相場価格、相場より少し高いが成約可能性がありそうな上限金額を
合わせてある程度幅を持たせて、査定価格を算出しお伝えいたします。
実際の売出金額は、住宅ローンの残債、売主様のご希望、買い替え等であれば次も含めた資金計画等を基に
売主様と協議の上決定し、広告活動の範囲等も協議し販売活動を行います。
売却をお急ぎでない売主様は、相場より高めの金額でチャレンジも可能です。
買取の場合は再度販売し、利益を上げる前提での購入なので、仲介金額の7~8割くらいの
金額になることが多いです。最近は買取業者も競争が激しく、人気エリアだと買取価格も上がっていますが…
逆にデメリットとしては、査定金額はあくまで予想価格なので実際にいつ売却出来て、
現金化できるのかわからない点があります。
売り出ししてすぐ売れるケースももちろんありますが、査定金額くらいで売りに出したが
思ったより反響が無い、近隣で類似物件が安く出てきた等で結局長期化してしまった、
何度も金額を下げてやっと売れたというケースもあります。
広告の可否は売主様と相談して決めますが、高く売るにはネットや折り込み広告を
実施した方が可能性が高くなります。
広告等で近所の人に知られたくない、内密で売却したい、居住中で対応するのが嫌というような方は
デメリットとなると思います。また成約の際は仲介手数料がかかります。
あとは引き渡し後の設備の不具合・故障や、雨漏れ・漏水等の契約不適合個所があった場合
一定の期間、修復義務を負う契約になるケースが多いです。
(仲介売却に向いている方)
・売却時期を急いでおらず、相場価格以上で売却を希望される方
・高く売れるなら、広告されるのに抵抗の少ない方
・居住中の場合、都度内覧に対応可(週末が多い)又は空家にしてから売却可の方
・室内状況が良好、又は築年数相応 土地の場合は外から見て全体が分かる状態
☆買取による売却のメリット、デメリット 向いている方☆
買取のメリットとしては、買取業者が提示した金額・条件に合意すればすぐにでも売却可能なこと
建物の設備の不具合個所の修復、雨漏れ・漏水等の契約不適合責任を負わなくて良い点
基本買取業者の担当者1度の内覧で済み、広告等に出さずに売却可能な点(内覧無で買取可能な場合もあります)
これらになると思います。また、買取業者直接売却であれば、仲介手数料はかかりません。
*通常、仲介業者を通じて買取業者が購入した場合、仲介手数料がかかります。
弊社は直接買取は勿論ですが、買主が再販売目的の買取業者に仲介した場合も仲介手数料不要です。
デメリットとしては、再販売目的の為金額は基本、仲介売却より安くなるケースがほとんどです。
(買取売却に向いている方)
・売却を急いでおり、至急現金化したい方
・広告に出したり、案内時に周辺の住民に売却しているのを知られたくない方
・居住中で戸建、マンションの場合 内覧希望客の対応に不安、不快感を感じる方
・相続物件や室内状況の悪い物件で、設備の修復義務や契約不適合責任を負いたくない方
・相続物件等で室内の残置物等もそのまま処分したい等 手間をなるべく少なく売却を済ませたい方