『既存(中古)マンション』の検討率が『新築マンション』上回る調査結果が!
2022/04/27
☆既存(中古)マンション検討率が新築を上回る調査結果が☆
2022年4月26日、㈱リクルートが「『住宅購入・検討者』調査(2021年)」の結果を公表しました。
調査対象者は過去1年以内に住宅購入・建築検討について具体的な行動をとった首都圏、関西、東海、札幌市、仙台市、広島市、福岡市在住者です。
20~69歳の男女で、有効回答数は2,655件(集計対象:1,725サンプル)です。
住まいの購入・建築の検討状況については、今回が「初めての購入、建築」が64%と最多、
次いで「買い替え」が26%となり、2年連続で増加しました。
検討している住宅の種別は、「注文住宅」が最も多く54%、「既存(中古)マンション」は30%、
「新築マンション」は29%で、19年以降で初めて既存マンションの検討率が新築マンションの検討率を上回りました。
解決したかった元の住まいの課題について、19年からの変化をみると、「収納が狭い」24%(19年:18%)
「省エネ・断熱性能が悪い」14%(19年:10%)等が2年続けて増加しました。
一方、「最寄り駅から遠い」12%(同:18%)や「生活環境が不便」9%(同:15%)「通勤・通学時間が長い」10%(同:12%)等が減少していた。
住まいを探す際に大事にしたいことについては、「価格」が55%と最も多く、次いで「部屋数・間取り」(45%)、
「通勤の利便性」(39%)という結果になりました。
また、20年と比べて「太陽光発電等の再生可能エネルギーの利用」(12%)がやや増加し、「近隣の生活利便性」(37%)や
「耐震性能」(28%)はやや減少した結果になりました。
土地の仕入れ価格の上昇、建築資材の価格上昇でここ数年は、新築マンションの販売価格が上昇し続けています。
また、マンションを建築できるような好条件の立地が少なく、既存マンションの方が立地が良いことも多く、
室内をリフォーム、リノベーション工事が実施済の不動産業者売主の物件が増えたことも
背景にあると思います。